◆エンハンスメントとトリートメントについて◆
天然石の外観を向上させるために行う処理の代表的なものに、エンハンスメントとトリートメントがあります。エンハンスメントとトリートメントは「色や外観の向上」という目的が同じ為に混同される場合もありますが、以下の違いがあります。
エンハンスメント(改良)
エンハンスメントは基本的に天然石自体が潜在的にもっている特性を引き出す為に行われます。自然界でも実際に起こりうる状態を故意に施し、主に加熱・含浸・充填等を行うことにより、石本来の美しさをより引き出す処理を言います。
代表的なエンハンスメントはルビーやサファイヤが有名で、加熱によってより美しい色に見えるように処理が行われています。一般的には流通している殆どの「宝石」はエンハンスメント処理されています。また貴石でもシトリンなどはエンハンスメントされているのが普通です。
トリートメントに比べると、エンハンスメントはナチュラルか処理が施されているのかの区別が極めてつけにくい場合が多く、信頼の置ける鑑別機関でも鑑別書には「○○は一般的にエンハンスメントされています。」などの但し書きがつくようになりました。
エンハンスメントは人工処理の一種ですが、宝石業界でも世界的に広く認知されており、「天然石」として取引されています。トリートメント(改変)
トリートメントは石の性質にかかわらず、主に着色・コーティング・表面拡散・放射線照射などによって石の色や外観をかえたものをいいます。
代表的なトリートメントとしては、放射線照射によってブルーカラーにトリートメントが施されたダイヤモンドをはじめ、トルコ石やラピスラズリは着色されているものが一般的に流通されています。
エンハンスメントとの大きな違いは、石自体が持つ美しさを引き出すのではなく、加工して人工的に美しさを造られるところにあります。
エンハンスメントやトリートメントは、天然石が採掘されたそのままの状態ではありませんが、ともに天然石をより美しくし、それに価値があると見出されて行われている処方です。
*エンジェリックストーンズで使用しているラピスは天然の綺麗な色のものを厳選しております。トリートメントによる染色は行っておりません。